ご挨拶Message

旅は「力」である。

株式会社 天夢人 取締役会長 芦原 伸

旅は短編小説です。見知らぬ土地を歩いたり、異文化に触れると、好奇心が刺激されます。日本の現代文明から遠く離れると、そこには中世から変わらぬ村人たちの暮らしがあったり、また古代人の残した巨大な文明遺産に出会ったりします。歴史のミステリーに触れ、人間の営みの不思議さに心奪われます。そこで人は旅人となり、物語の中をひとり歩き出します。旅は「知的冒険小説」なのです。

旅には自然の治癒力があります。日常生活から離れ、見知らぬ土地の新鮮な空気の中で活動すると、人はみな元気を取り戻し、明日へのエネルギーに満たされます。昔から「転地療法」があるように、空気が変わると、五体に変化が起き、原因不明の病気が治ったりします。旅にはそういう「治癒力」があります。精神も肉体も癒されて、明るい元気を取り戻すのです。

株式会社天夢人は、地球の隅々を歩き、見知らぬ事象を見聞し、その体験記録や写真など、生きた情報を皆様に提供して、旅を「かたち」にしています。

天夢人の旅はフィールドワークです。歴史や民俗、鉄道や文化遺産、食文化や音楽などを見聞し、伝えることがわたしたちの仕事です。豊かな人生をおくるための生活情報をわたしたちは発信していきます。

芦原 伸 Profile

1946 年生まれ。名古屋育ち。北海道大学文学部卒。週刊誌記者を経て、1972年、鉄道ジャーナル社に入社。1976年、フリーランスとして独立。1979年、企画創作集団「グループ・ルパン」を設立。現在は(株)天夢人Temjin 代表。現場主義を貫き、国内はもとより、国外60 ヵ国の取材を重ねる。『旅と鉄道』『SINRA』編集人・発行人。一般社団法人・日本旅行作家協会常任理事、日本ペンクラブ、日本文藝家協会会員。

主な著作

『被災鉄道~復興への道』(講談社/2014年) 第40回『交通図書賞』受賞
『へるん先生の汽車旅行』(集英社インターナショナル/2014年)。第10 回開高健賞最終候補作品
『どんこうにっぽん縦断・東日本編』(枻出版/2011年)
『どんこうにっぽん縦断・西日本編』(枻出版/2011年)
『日本全国 鉄道さんぽ』(三笠書房・王様文庫/2011年)
『鉄道シルクロード紀行』(朝日新聞出版/2010年)。『週刊朝日』16回連載
『シルクロード鉄道見聞録』(講談社/2010年)
『ぶらり鉄道、街道散歩』(KKベストセラーズ・ベスト新書/2010年)
『鉄道おくのほそ道紀行』(講談社/2009年)
『60歳からの青春18きっぷ』(新潮新書/2009年)
『ロシア一九九一、夏』(角川学芸出版/2009年)
『鉄道ひとり旅』(講談社/2008年)
『さらばブルートレイン!昭和鉄道紀行』(講談社/2008年)
『風街道シルクロードをゆく』(ダイヤモンド・ビッグ社/2007年)
『西部劇を見て男を学んだ』(祥伝社/2006年)
『西部劇を読む事典』(日本放送出版協会/2003年)
『アフリカへ行きたい』(街と暮らし社/2000年)
『旅をつくる12人の男たち』(東洋経済新報社/1999年)

経 歴

1946 年(昭和21) 三重県生まれ。本籍は京都府京丹後市峰山町。名古屋市立菊里高校卒業。
1970 年(昭和45) 北海道大学文学部卒業。
1971 年(昭和46) 日ソ旅行社入社。71年退社。
1972 年(昭和47) 鉄道ジャーナル社入社。
1976 年(昭和51) フリーランス記者として独立。
1979 年(昭和54) グループ・ルパン創設。
1986 年(昭和61) (株)グループ・ルパン設立。代表取締役に就任。
2007 年(平成19) (株)天夢人を設立。代表取締役に就任。
2009 年(平成21) 隔月刊誌『旅と鉄道』(天夢人発行/朝日新聞出版発売)を復刊創刊。編集長に就任。
2014 年(平成26) 隔月刊誌『SINRA』(天夢人発行/新潮社発売)を復刊創刊。2015 年に総括編集長に就任。